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建築用語集

建築用語集です。木造建築に関連する用語を詳しく解説しています。

「な行」から始まる用語

内装制限(ないそうせいげん)
室内の床、壁、天井などの仕上げ材に、不燃性や難燃性の材料を使用しなくてはならない制限。
日本工業規格(にほんこうぎょうきかく)
Japanese Industrial Standards (JIS)。我が国の工業標準化の促進を目的とする工業標準化法(昭和24年)に基づき制定される国家規格。工業標準化法に基づき制定される規格。基本規格、方法規格、製品規格の3種類がある。繊維板(ファイバーボード)、削片板(パーティクルボード)、石膏ボード、断熱材などはJISに規定されている。
日本農林規格(にほんのうりんきかく)
Japanese Agricultural Standard (JAS)。「農林物資の規格化等に関する法律(JAS法)」に基づいて、農林物資の①品質改善、②生産合理化、③取引単純公正化④使用又は消費の合理化を図るため、農林水産大臣が制定した日本農林規格による検査に合格した製品にJASマークをつけることを認める「JAS規格制度」と、一般消費者の選択に資するために内閣総理大臣が制定した品質表示基準に従った表示を全ての製造業者又は販売業者等に義務付ける「品質表示基準制度」の2つからなり、これら2つの制度によって、農林物資の生産及び流通の円滑化、消費者の需要に即した農業生産等の振興並びに消費者の利益の保護に寄与することを目的としている。製材(構造用、造作用、下地用)、合板、集成材、構造用木質パネル(含むOSB)、CLTなどがJASで規定されている。
認定低炭素住宅(にんていていたんそじゅうたく)
「低炭素建築物(ていたんそけんちくぶつ)」参照
抜け節(ぬけぶし)
木材の節が抜け落ちた後の穴。
布基礎(ぬのぎそ)
木質構造建築における、1階壁の下に設けられる連続した立ち上がりを有する基礎。
根太(ねだ)
床組みを構成する水平材。1階根太は床板、荒板を支え大引きに対して、直角方向に取り付ける。2階は2階の床梁に対して直角方向に取り付ける。床荷重を支えるために強度を必要とし、米松などが主に使われる。近年は根太の代わりに厚物構造用合板を使用して、床剛性を確保することが増えている。
根太レス工法(ねだれすこうほう)
根太を用いず構造用合板を直接大引きに配置して固定する方法をいう。床が剛床になるため床構面の耐力強度が増し、今後は中・大規模木造の壁や床構面での利用が期待されている。
熱貫流率(ねつかんりゅうりつ)
熱が床、壁、窓などを通じて、温度の高い空間から低い空間へ伝わることを熱寒流と呼び、その熱の伝わりやすさを表す数値を熱貫流率という。単位はW/(㎡・K)。値が小さいほど熱を伝えにくく、断熱性能が高くなる。従来はKの記号で示されていたが、現在はUの記号で示される。
熱損失係数(ねつそんしつけいすう)
建物全体の断熱係数を表す値。Qの記号で示される。単位はW/(㎡・K)。数値が小さいほど断熱性能が高い建物である。
熱抵抗値(ねつていこうち)
材料の熱の伝わりにくさを表す値。Rの記号で示される。単位は㎡・K/W。値が大きいほど熱が伝わりにくく、断熱性能は高くなる。
熱伝導率(ねつでんどうりつ)
材料の熱の伝わりやすさを表す値。λ(ラムダ)の記号で示される。単位はW/(m・K)。値が小さいほど熱が伝わりにくく、断熱性能は高くなる。同じ条件で材料の断熱性能を比較できる。
野地板(のじいた)
屋根面の下地材に用いられる板材や木質パネル(合板やOSBなど)。
野縁(のぶち)
天井仕上げ材をビス等で留めるための40×30ミリ程度の下地材。近年は鋼製のものを使う場合もある。